Takami Grapeについて

郷土に刻まれた、開墾から60年続く矜持。
傑出した農家として郷土誌にその名を遺す、4代目・松久隆美。彼がこの地に秘められたぶどう栽培の可能性を見出し、開墾の鍬を入れてから、60年という歳月が流れました。
現在は5代目、6代目がその意志を継ぎ、記憶に残る4代目のぶどうを超えるべく、日々静かに自然と木に向き合っています。
Takamiのシンボルである、樹齢60年を超す巨峰の古木。深く地中に根を張るこの樹こそが、私たちの誇りです。流行を追わず、この土地とこの樹にしか生み出せない「ただ、自然を写す」唯一無二の味わいを、一房ずつ丁寧に磨き上げています。


奇跡のテロワール
松久家には、美ヶ原の伏流水をたたえる現役の井戸があります。上田市の水質基準点に指定されているこの清流こそが、私たちのぶどう作りの命の源です。園地が位置するのは、二つの川が交わる扇状地。ぶどう栽培の理想とされる「水はけの良さ」と、大地の潤いを蓄える「保水層」が奇跡的に同居する、極めて恵まれた土壌です。さらに、全国トップクラスの日照量と少雨乾燥の気候が加わります。この過酷な乾燥がぶどうの生命力を刺激。樹は地中深くからじっくりと水分を吸い上げ、旨味と糖度を薄めることなくゆっくりと果実を成熟させていくのです。豊かな陽光、清らかな水、そして乾いた風。これが、Takamiのテロワールです。
テロワールとは、農産物の生育環境を指すフランス語です。ブドウなど農作物の味わいが、土壌、気候、地形、そして人間の栽培技術という相互に関連する要素によって決定されることを示す概念です。

一粒一粒に込める、私たちの約束と情熱
一度として、同じ気候条件の年はありません。私たちは毎年、天候とぶどうの生育状況を五感で見極めながら、最適なタイミングを逃さないようハサミを入れます。
早朝、炎天下や風雨のなかでも続く作業は、決して楽なものではありません。
それでも、ぶどうをつくり続ける私たちの原動力はシンプルです。 Takamiのぶどうを召し上がってくださる方々に喜んでいただくこと。まだ小さい7代目がぶどうを頬張る笑顔を見ながら、私たちはこの笑顔が皆様の食卓にも広がるようにと想いを巡らせます。
変わり続ける自然のなかで、変わらない想いを一粒一粒に込めています。