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【DESIGNER INTERVIEW】天地人を色で表す、静かな美しさ ── パッケージに込めたクラフトマンシップ

パッケージデザインを手掛けたデザイナー・袴田さん
はじめに
Takami grapeの贈答用パッケージを手掛けられたデザイナー・袴田さんのインタビューをお届けします。 信州・武石の自然、土壌、そして人が生み出す葡萄の魅力が、どのような想いとプロセスを経てひとつのデザインへと昇華されたのか、制作の裏側を伺いました。
Q1. 袴田さんのこれまでのご経歴を教えてください。
武蔵野美術大学を卒業後、セイコーエプソン株式会社のプロダクトデザイン部に入社しました。大学時代からプロダクトデザインを一貫して専攻しており、その知見や経験を活かして、現在も製品の外観デザインなどを担当しています。
Q2. 最初にTakami grapeのパッケージデザインのオファーを受けたとき、どう感じられましたか?
とても光栄に感じました。長い歴史の中で大切に受け継がれてきたTakami grapeさんの葡萄を、パッケージという形でお手伝いできることを心から嬉しく思いました。
同時に、ただ「見た目が美しいパッケージ」をつくるだけではなく、長い年月をかけて受け継がれてきた土地や栽培の技、そして葡萄一粒一粒に込められた生産者の方の想いまで、デザインを通して届けられるものにしたいと強く感じました。
「どうすれば、Takami grapeさんの葡萄が持つ本質的な魅力や価値を、パッケージから直感的に伝えられるだろうか」と熟考しながら、身の引き締まる思いで制作に取り組んだことを今でも鮮明に覚えています。
Q3. 今回のデザインコンセプトや、特に大切にされたこだわりを教えてください。
コンセプトは、「天地人を色で表す、静かな美しさ」です。
はじめにTakami grapeさんの信条や歩みについて伺った際、「天地人(てんちじん)」という言葉を教えていただきました。 「自然(天)、土地(地)、そして人。そのすべてが調和することで、珠玉の一房が生まれる」──その哲学に触れたとき、「なんて素敵な言葉なんだろう」と深く感動したのを覚えています。
だからこそ、この「天地人」という思想をデザインの核に据え、箱を手にした瞬間に、Takami grapeさんが大切にされている想いや、ものづくりへの真摯な姿勢が静かに伝わる佇まいを目指しました。
中でも特にこだわったのが、パッケージに施した「グラデーション」です。「天・地・人」それぞれを象徴する色彩を一から検討し、ひとつのグラデーションへと昇華させました。単に色を並べるのではなく、それぞれの色が自然に調和し、ひとつの美しい世界観をつくり出すこと。そこが今回のデザインにおける最大の挑戦であり、数えきれないほどのカラー検証を重ねて少しずつ現在の形へと仕上げていきました。

Takami grapeさんの葡萄を手に取られるお客様にも、このパッケージを通して「天地人」のストーリーを感じていただき、箱を開けるその瞬間まで、心豊かな時間を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
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